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【論語と婚活 Vol.22】 「関わることで、ご縁も人生も育っていく」

【論語と婚活 Vol.22】 「関わることで、ご縁も人生も育っていく」

「関わることで、ご縁も人生も育っていく」

■ はじめに:一人では進めないものがある

婚活をしていると、「自分のペースでやりたい」「誰にも干渉されたくない」と感じることもあるかもしれません。
けれど、ご縁とは“人とのつながり”そのもの。
誰とも関わらずに進めようとすることは、実はご縁から少しずつ遠ざかってしまう姿勢なのかもしれません。

今回は、論語の教えとともに、「関わることの大切さ」について考えてみたいと思います。

■ 一人では限界がある

「独学して友無ければ、則ち孤陋にして聞くこと寡し」(『礼記』学記篇)
人は独りで学び、成長するのは難しい。

この言葉には、「人は他者との関わりによって、はじめて学びを深めていける」という思想が込められています。

婚活も同じです。
自分ひとりの判断や視点だけで進めていると、
気づけない思い込みや改善点にいつまでも引っかかったままになってしまうことも。

関わることで、自分では見えなかった気づきが得られる。
それは、婚活において最も大切な“成長”のきっかけになります。

■ 仲人との関わりは「変化」を生む原動力

縁サポートJinでも、これまでに多くの方が仲人とのやり取りや助言を通して、ご自身の考え方や行動を変え、成婚に至ってきました。

・伝え方を工夫してみた

・条件にこだわりすぎず向き合ってみた

・素直に相談してみた

それらはすべて、「関わったからこそ得られた視点」です。
仲人は、単にご紹介するだけでなく、ときにあなたの気づかぬ魅力を教えてくれる“鏡”のような存在でもあります。

■ 「Jin女子会」など、つながる場に参加する意義

縁サポートJinでは、「Jin女子会」など定期的な交流会を開催しています。
そこでは活動中の会員同士が励まし合い、情報を交換し、時には実際に成婚された方が参加してリアルな経験談を語ってくださることもあります。

「そういう見方もあるんだ」
「思ったより、地道な積み重ねが大事なんだな」
「自分にも、まだできることがあるかも」

そんな風に感じられることが、婚活のモチベーションを支える力になります。
関わる場に出てみること=視野が広がり、自分を前に進める時間でもあるのです。

■ 「朋あり、遠方より来たる」──人とつながる喜び

「朋遠方より来たる有り、亦楽しからずや」(学而第一)

遠くから友が訪ねてくれることは喜びだ、と孔子は語ります。
関わりには煩わしさもありますが、人とつながるからこそ得られる温かさや安心感もあるのです。

婚活も、ただの条件のやりとりではなく、
「人との関係性の中で、自分を育てていく旅」だと考えてみてください。

■ まとめ:関わることで、ご縁も育つ

婚活を真剣に進めたいと思うなら、
一人で完結しようとせず、人と関わることに勇気を持つこと。

仲人の言葉、仲間との交流、成婚者の経験談。
どれも、あなたのこれからのご縁を強く支えてくれる“生きた学び”です。

どうか今日も、小さな一歩でいいので、誰かとつながってみてください。
その積み重ねが、未来のご縁へとつながっていくはずです。




■ 次回予告

「過信せず、卑下せず──等身大のあなたでご縁と向き合う」

「どうせ自分なんて…」「もっと理想的な相手でないと」
そんな自己評価の偏りが、ご縁を遠ざけてしまうことがあります。
次回は、論語の「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」の教えをもとに、
自分を正しく見つめる姿勢の大切さを考えていきます。