BLOG ブログ

【論語と婚活 Vol.14】 「三十にして立つ──早めの行動が、未来を変える」

【論語と婚活 Vol.14】 「三十にして立つ──早めの行動が、未来を変える」

「三十にして立つ──早めの行動が、未来を変える」

■ はじめに

婚活において「そろそろ本気で…」と思ったとき、
年齢や状況が以前より厳しくなっていると気づくことがあります。

でも、それはあなたに何かが欠けているからではなく、
“動くタイミング”が少し遅れただけなのかもしれません。

論語には、こんな言葉があります。

「子曰わく、吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。」(為政第二)
十五歳で志し、三十歳でしっかりと自立した。

孔子のこの言葉は、「早くから志し、地に足をつけることの重要性」を教えてくれます。

婚活もまさに、「早めの行動」があなたの未来を支える土台になるのです。

■ 「もう少ししてから…」は、実は遠ざかる一歩かも

婚活を考えるとき、多くの人がこう口にします。

・「もう少し自分に余裕ができたら」

・「もう少し仕事が落ち着いてから」

・「もう少し年収が上がったら…」

でも、“完璧なタイミング”は、たいてい訪れません。

むしろ、そうして先送りにするうちに、
出会いの幅や選択肢が少しずつ減っていくのが現実です。

1歳、1ヶ月、1週間──
「早く動いた人」ほど、余裕を持って婚活に取り組み、
後悔のない選択をしています。

■ 年齢を重ねると、本質が問われやすくなる

年齢を重ねると、婚活市場ではどうしても条件が厳しく見られがちです。

「若さ」は取り戻せなくても、
「誠実さ」「人柄」「人生経験」といった本質的な魅力で選ばれることも増えます。

だからこそ、早めに行動を起こしておくことが、
心の余裕を生み、本質的な自分の魅力を育てることにもつながるのです。

■ 早く動くことで、「本当の自分」と出会える

婚活は、ただ人と出会う活動ではなく、
「自分自身と向き合う活動」でもあります。

早く動くことで、

・自分の価値観に気づく

・理想と現実のバランスを取れる

・人への向き合い方が深まる

という“学びの時間”をしっかり取ることができます。

「もう少し早く始めていたら」とならないために、
今この瞬間を起点にして動くことが大切です。

■ まとめ:「立つ」とは、地に足をつけて進むこと

「三十にして立つ」という孔子の言葉は、
「ただ年齢を重ねる」ことではなく、自分の足で人生を歩み始めることの意味です。

婚活も、自分の人生を主体的に選び取る行動の一つ。
先送りせず、今できることから一歩踏み出してみましょう。

それはきっと、あなた自身を支える“自信”と“ご縁”につながっていきます。



■ 次回予告

「共に同じ方向を見る──価値観を共有するご縁のかたち」

恋愛は見つめ合うもの、結婚は同じ方向を見つめるもの。
次回は、サン=テグジュペリの名言と論語の「君子は義に喩り」の教えをもとに、
条件ではなく“志”や“価値観”を共にできるパートナーシップの本質について考えます。