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【論語と婚活 Vol.10】「徳は孤ならず──誠実な人には、必ず良縁が訪れる」

【論語と婚活 Vol.10】「徳は孤ならず──誠実な人には、必ず良縁が訪れる」

「徳は孤ならず──誠実な人には、必ず良縁が訪れる」

■ はじめに

婚活をしていると、こんな思いがよぎることがあります。
「こんなに頑張っているのに、なぜ結果が出ないのだろう?」
「誠実に向き合っているのに、選ばれない…」

誰にも相談できず、自分だけが取り残されたような気持ちになることもあるでしょう。
でも、孔子はこう語っています。

■ 「徳は孤ならず、必ず隣有り」とは?

「子曰わく、徳は孤ならず、必ず隣有り」(里仁第四)
徳のある人は決して孤立せず、必ずそれを慕う人が現れる

これは、誠実に生きていれば、必ずそれを見てくれている人がいる。
支えてくれる人が現れ、良い縁がつながるという意味です。

「徳」というと難しく感じるかもしれませんが、婚活における“徳”とは、
・相手に対して真摯であること
・丁寧に言葉を選ぶこと
・断られたときにも誠実に対応すること
といった、小さな思いやりや信頼の積み重ねです。

■ 頑張っているのに報われないときほど、「徳」が試される

婚活は、短期決戦ではなく、自分の人生と向き合いながら進めていく“人間関係の旅”。
成果がすぐに出ないことも多く、そのたびに心が折れそうになるかもしれません。

でも、ここであきらめてしまうのではなく、
「誰かが必ず見てくれている」「誠実な姿勢はいつか伝わる」と信じて、歩みを止めないこと。
それが「徳を持って活動する」ということなのです。

■ 支えてくれる“隣人”は、パートナーだけじゃない

「隣有り」の“隣人”は、必ずしもお相手だけを指すとは限りません。
婚活を応援してくれる友人や家族、相談所のカウンセラー、
あなたの姿勢を見て「この人に合う人がいるかもしれない」と思ってくれる誰か──
“徳”は、そんな人たちの力を自然と引き寄せていきます。

婚活は一人で頑張るもののように感じられるかもしれませんが、
その背景には、あなたの努力を見守っている存在がきっといるのです。

■ 「この人となら」と思ってもらえる人に

最終的に良いご縁をつかむ人は、
一貫して誠実で、自分と相手を大切にしてきた人です。

少しずつ、でも確実に“徳”を積んできた人は、
「この人となら安心して暮らせる」と思ってもらえる土台を育てています。

■ まとめ:誠実な人には、必ず誰かが寄り添う

たとえ今は結果が出ていなくても、
人としてのあり方を大切にして活動を続けていれば、
ご縁は必ず、ある日ふと現れます。

縁サポートJinの活動においても、良きパートナーを引き寄せたかのように成婚された会員様が多くいます。

「徳は孤ならず、必ず隣有り」
あなたの誠実さは、決して無駄にはなりません。
自分らしく、胸を張って、婚活を続けてください。





■ 次回予告

「聞く力こそ、信頼を育てる力」──巧言令色、鮮し仁/剛毅木訥、仁に近し

婚活では、つい自分のことを一生懸命伝えようとしてしまいがちですが、
本当に信頼されるのは、“話す力”より“聞く姿勢”を持つ人です。
論語の2つの教えを手がかりに、飾らず誠実に相手と向き合う「聞く力」の大切さを考えていきます。